なかなか練習場に行く時間が無くて、ちょっと空いた時間だけ庭で『杉原っぽい』スイングの試行錯誤をしているが、
もしかしたら、高齢者向きのスイングかも知れない!・・・という気がしてきた。
真似をする上で要注意な点は、
真似というのは『自分の色んな感覚でイメージしたもの』を真似てみるわけだから、いわば自分流の翻訳になる。決して他の人の真似と同じではない。運動学では『動きを真似ると言うことは、模倣ではなく、その動きをヒントの一つにして、その人のオリジナルな創造的な動きを生み出すことである』と言う。
だから、自分の翻訳が今のベストな解釈かどうかを、常に試行錯誤してチェックをしなければならない。
翻訳が間違っていたら、ハッキリとその結果が出てくると言うことだ。
杉原プロは、日常の姿勢や歩き方においても、常に上目づかいな人かも知れないと想った。
160cmの背丈なのに、大男達と話をしているときにもアゴを反らして相手を見上げることがなく、アゴは締めたまま上目づかいで見ている・・・そんな人じゃなかったかなと想像した。
もしそうならば、この点は絶対に真似をしてスイング作りをしなければならない!
スタンスをとって構えた時も、テークバックをしていくときも、切り返してスイングを開始するときも、インパクトでも、フォロースイングの時も、球の行方を見るときも・・・・ずっとアゴを引いて上目づかいで球を見ていなければ、彼の重要な感覚を再現できないのではと思った。
このポイントを取り込んで杉原っぽいスイングを再現していくと、素振りの段階ながら、面白いことが起きた。
大きなテークバックをすることがなくなり、大きくスエイして頭の位置が派手に動いても、力強いスイングができるようになった。無理をしてテークバックを小さくしているわけではなく、アゴが締まって上目づかいで球を見ながらスエイをさせていくと、何も不安なく強く振り切れる・・・という安心感に包まれる。
まだ実際に球を打っていないから何とも言えないけれど、もしこれで大きな問題も無く打つことが出来るならば、今までやってきたスイングの全てを捨てても良い。
明日、やっと練習場で打つ時間が取れるから、明後日のかずさCCで採用できるかどうかを試してみよう。